妻が私の鞄から健康診断書を見つけ、「あら、結果はどうだったの?お医者さんの紹介状も付いてるわよ〜」。
ちょっと前に診断を受けたが、結果を全く見ていなかった。
紹介状付きなので良好な結果なわけがない。社長からも「仕事中で構わないから医者へ行って来い」と言われていたのだが、生返事をしたまま放っておいたのだった。
医者嫌いなんだよぉ。
私はずっと一匹狼で仕事をしてきた。その間健康診断は全く受けなかった。現在の会社に入社するときも、嫌だったのが健康診断。それさえなければすんなり正社員になったのだが。
医者嫌いなんだよぉ。
さすがに放っておいた診断書を妻に見つけられたので、夜こっそりと開封してみた。
結果は大体私が想像していた通り。懸案は二つ。そのうちひとつは肝機能。γ値が高い。判ってるよ。毎日飲酒してるし。日ごろの生活態度を見てもらうのがいいだろうと、診断前日も普通に飲んでたし。
私は結局再検査を受けないだろうと思う。なぜかというと肝機能の再検査では"検査前1ヶ月間禁酒"という条件があるからだ。
1ヶ月禁酒したら、私病気になりますから。社会生活もままなりませんから。そんなんじゃダメだと言われてもそれが私なのですから。福田君的に言えば「あなたとは違うんです」から。
身体にいいことだけ気をつけた生活習慣が果たして健康なのかという疑問がいつも私にはある。それは生き方も含めてのことだ。身体に悪いこともあえてしながらなんとか身体と心のバランスをとりながら生きてきたのだから、それを今さらあれこれ言われても困ってしまう。
健康に充分留意して生活している人たちのことを結構なことだと思っている。同時に不健康かもしれない私の生き方をあれこれ言ってもらいたくないとも思っているのだ