食品偽装などで経営者がことごとく誤り方の過ちを犯している。
とりあえずは従業員のせいにして、結局最後は私が悪うございましたとなる。世間の皆様をお騒がせして…というのも謝る範囲が広すぎて紋切り型と思われても仕方が無い。
この人たちはニュースを見ていないのだろうかと思えるほど事件が起こるたび同じ失敗をやらかしている。
ところで今回たむけんの焼肉屋で食中毒が発生した。記者会見を見てこれは謝り方として成功した例ではないかと感じた。
まず悪かったのは経営者である自分であるとはっきり述べたこと。本来なら店長などを責めたいところだろうが。
そして食中毒の対象となった人たちに苦しい思いをさせて申し訳ありませんと、謝る相手を明確にしたことだ。
さらに、これはあまり他の事件とは(芸能人という意味で)関係ないが、たむけんといえば関東の人たちにはおなじみのフンドシと獅子舞から関西の人たちにはおなじみのそこそこイケメンで真面目そうな素顔のギャップが深く反省しているイメージを投げかけることに成功したのだろう。
謝罪会見で印象に残っているのは、西部警察の撮影のときの事故だ。あのときの渡哲也は、この人まさか腹を切るんじゃないだろうなと思わせる迫力があった。
謝るなら中途半端じゃなく、真摯な態度を見せることなのでしょう。