鳥取市にお酒の勉強会に行った。
特別日本酒にウンチクがあるわけでも、日々たしなんでいるわけでもない。ただML(メーリングリスト:懐かしい響き!)のメンバーに会えるのと、お酒が楽しめそうなので参加したわけなのだった。
S氏と倉吉駅を出発。最近鉄道模型に少し興味があるので周りを観察。鳥取市には13時に着いたが蔵元見学は自分で行かなければならないとのことで、諦めて市内を散策する。
▲パレットとっとりに鎮座していた笑い地蔵
15時に
パレットとっとりにて寺子屋始まる。正式には「鳥取飯酒 寺子屋」だそうで"千代藩"主催だ。千代藩は鳥取県東部のことで中部・西部はそれぞれ天神藩・日野藩で、つまり各地域のメインの河川名を採用したものだ。
最初に講義があった。"酒の事"ではビデオと解説による酒造りを学ぶ。"肴の事"で鳥取で摂れたり獲れたりする清酒に合う肴のお勉強。
そして試験がある。試験に合格すれば"鳥取飯酒ノ志士"認定書が貰えるのだ。試験は筆記と実技があった。筆記は択一・○×・記述があり、いくら事前にお勉強していたとはいえ、出題は難しく頭を抱える。
「鳥取発の酒を楽しむ"格言"がある。かっこの中をうめ、格言を完成させよ。」
"酒は( )、( )ならなおよし"。 うーむ、制限時間も近づきパニクった私は"酒は(日本酒)、(おごり)ならなおよし"と答えたが、やはりこれはバツだった ^^;
実技は多分銘柄を答えるものだろうか、それならほぼ全滅だなと思ったのだが、出題はそうではなく、度数の高い清酒、甘い清酒、酸度の高い清酒、熟成の進んだ清酒、吟醸酵母で仕込んだ清酒などをそれぞれ二つの酒から選び出すものだった。出鱈目にやっても50%の確立だし、甘い辛いなど簡単に判るだろうとタカをくくったのだが、そうは問屋が卸してくれず、呆然。
…普段ちゃんとした、まして県内の酒をあれこれ親しむわけじゃなく"今日の酒が酔えればいい"刹那的な飲み方をしている私には難しすぎた。試飲のために注いだ酒は吐き出さず全て美味しくいただいたのも問題あったかも。
その後問題解説などあり、17時から実習、つまり交流会が催された。
▲ずらりとならんだ鳥取県の銘酒
地産のお酒と地産の肴と会話の融合。楽しい時間はあっというまに過ぎた。
▲ずらりとならんだ鳥取県の酒肴
▲チクワで演奏
で試験の結果は70点だった。合格ラインが70点なので滑り込みセーフである。同行したS氏は80点だったのでちょっと悔しい。彼は安くても清酒をたしなむのに私は普段焼酎なのがアダになったか。決して舌のせいとも記憶力低下のせいとも思いたくない(笑)。
▲最高得点のIさん
▲閉口することもなく盛会のまま閉講にて閉校
帰りに駅の売店でビールと肴を買う。さすがに日本酒は充分に楽しんだので"さぃーっと"したものが飲みたかったのだ。…が、この売店の
"とうふちくわ"は冷凍ものなのか、パッケージのシワがそのままちくわに残っており、かぶりつくと汁が垂れチクワというよりスーパーで売られているカマボコを食べているようでがっかりだった。こういうのをお土産として県外の人に食べてもらっていいものだろうかと心配した。
次の日(日曜)普段どおりに6時代に目覚める。昨日かなり酒を飲んだのに目覚めは快適で、さすがにいい酒は違うなと感心したのでありました。