先日一緒に呑んでいた知人からライトプレーンをもらった。
うひゃー懐かしい。昭和30年〜40年代の人なら作った人は沢山いるだろう。
竹ひごの羽根に紙を貼って、プラスチックのプロペラをゴムで回すあの飛行機だ。
妻に懐かしいだろと聞いてみたら、女の子も作っていたそうだ。
手に取るのは何年ぶりだろう。それこそ40年ぶりか。
今回の飛行機はヨシダ製「スーパーアロー」というもの。価格は…聞いてない。
竹ひごはあらかた曲げてあるがそのままでは使えないので、図面と合わせながらローソクであぶって、折らないようゆっくりと曲げていく。
竹ひごの先はニューム管に入れるために先を削っておかなければならないが、私は炎でちょっと焼く。
竹ひご同士をニューム管でつなぐ。このとき使うのが木工ボンド(添付されている)。ニューム管は金属だから今どきもっといい接着剤があるだろうが、ここはオリジナルを尊重してそれを使うことにする。
乾燥するまで輪ゴムで固定しておく。
本日の作業はここまで。どうせ急いでも明日も雨だろうから。飛ばすのなら青空がいい。
※しかし今さらなのだけど、私は大人になったと思う。
子どもの頃、ライトプレーンやプラモデルなど作り始めたら完成するまで止まらなかった。食事も寝るのも勿体無くてひたすら完成に向けて突っ走ったものだ。
今は区切りをつけることが出来る。途中で手を休めて「紙を貼る前にここをもう少し補強しておこう」などと検討する時間を持てるようになった。酒を呑みながら手にとってニヤリとしたり。…そんな程度の大人の実感・大人の時間。